貫井 徳郎の愚行録を読了。
愚行録
愚行録
貫井 徳郎
東京創元社
¥ 1,785 (定価)


この著者の本、いくつか読んだことがあるんだけど、どちらかというと本格ミステリに属する作者かと勘違いしていた。(何故、そのように勘違いしたかはよくわからない。)
この本は完全に社会派のミステリ。
一家惨殺事件を巡って、被害者に関係する人たちをインタビューすることにより話はすすんでいく。
インタビューの中で被害者の人格が一枚ずつ剥がれていく様は面白くもあるが、その反面、不快でもある。
きっと亡くなった後は、どんな人格者でもこんな風に噂されるだろうと思うと結構、憂鬱になる。
ただ、いつも感じるけど、人を不快にさせる話は、何故か面白い。